熊本創生推進機構地域連携部門の田中尚人准教授らが長く携わってきた、天草市「﨑津・今富地区の文化的景観整備」がこのたび、2022年度「グッドデザイン賞」の「グッドデザイン・ベスト100」並びに「土木学会デザイン賞優秀賞」を受賞しました。
グッドデザイン賞は、日本デザイン振興会が運営するもので、1957年に創設され、社会を良い方向に導く力を持つデザインを発見し、社会に広げるとともに、新たなデザインの創出につなげていくことを目指すものです。
また、土木学会デザイン賞は、公益社団法人土木学会景観・デザイン委員会が主催する顕彰制度で、2001年に創設され、計画や設計技術、制度の活用、組織活動の創意工夫によって周辺環境や地域と一体となった景観の創造や保全を実現した作品及びそれらの実現に貢献した関係者や関係組織を顕彰するものです。
田中尚人准教授は、ユネスコ世界文化遺産のコアゾーンにもなっている﨑津地区のまちづくりに17年間携わり、2012年度からは現地にて熊本大学文化的景観保全研究センター(通称「とみつラボ」)を運営し、地域住民や天草市役所をはじめとした協力者とともに、﨑津・今富地区の景観づくりに貢献してきました。
2022年12月25日(日)には、天草市河浦町冨津地区コミュニティセンターにおいて、「﨑津・今富地区の文化的景観整備グッドデザイン賞グッドデザイン・ベスト100・土木学会デザイン賞優秀賞受賞報告会」が開催され、馬場市長、金子副市長及び地域住民約60名が参加しました。
これらの賞の受賞は、教員と学生のみならず、地方自治体職員や地域住民、閉校になった地元の高校生や小学生たちとの継続的な協働の証であり、持続可能な地方創生に対する熊本大学の地域貢献の好例と言えます。
<関連サイト>
グッドデザイン賞2022
土木学会デザイン賞2022
天草市馬場市長、地域住民らと記念撮影
グッドデザイン・ベスト100の賞状とトロフィー、プレゼンテーションボード